ある日突然、目に見えた光。どうもおかしい、と眼科へ行ったら即日レーザー手術になりました。
その時の体験談です。
網膜裂孔になってレーザー治療をするはめに
最初はただ単に「視力が落ちてきたのかな」って思ってました。
パソコンの画面が何だか見にくくなってたんですよね。字がぼやけてきちゃって、はっきりと読めないんです。
でもそれはコンタクトが合わなくなったか、それともとうとう老眼の始まりかなとかあんまり深刻に考えてませんでした。もともと飛蚊症はあるので、その延長かと。
だけどある日、異変が!
左の目の端に、明るく白い光がキラッと短い曲線を描いたんです。
こんな症状は初めてだったので、もうびっくり!
一度だけなら疲れ目かもと思えるけれど、二度三度もとなるとさすがに気になってしょうがない。一日中ずっと光ってるわけじゃないんですけどね。
数日様子見したけど治る気配がないので、この症状はいったい何・・・と検索してみたら、どうやら「光視症」というのに近いようで。
光視症は時間が経てば治る場合もあるけど、網膜剥離の前兆だったりする場合もあるとか書いてあって、私の不安も一気に増大!
そんなこんなで、私がようやく重い腰を上げて眼科へ行ったのは、最初に光を見てから一週間後のことでした。
眼科の検診内容
眼科へ行って、まずは眼圧や矯正視力の検査。裸眼が両眼とも0.04、コンタクトをつけて左0.6右1.0でした。以前は両方同じぐらいだったのに、左目だけが悪くなってる?
そして先生の問診です。
光が気になることを力説し「両目の視力が落ちてるみたいなんです」と言うと、両眼の眼底検査を受けることに。目薬を10分おきに3回さして瞳孔を開いてからカメラ撮影をし、ふたたび診察室へ入りました。
結果・・・右目は異常なし。
肝心の左目は、網膜に穴が開きかけてるとのこと。
この穴から水が入ったら困るので、レーザーでふさぐんだとか。
で、時間があるなら今からすぐやりましょうと言われ、そりゃあ私としてもこのままほっといて網膜剥離なんてイヤですから治療してもらうことにしました。
レーザー治療というから軽く考えてたらこれはれっきとした手術になるらしくて、なんと同意書を書くことに。
『網膜剥離裂孔に対するレーザー治療』
同意書にこう書いてあったのでこれが手術名かと思ってたら、後に「網膜光凝固術」が正式名称だと知りました。
そして住所、氏名を書く欄の隣に印の文字・・・印鑑?
看護師さんに「はんこ持ってませんか?」って聞かれたけど、いやいや、眼科に印鑑は普通持ってこないでしょ。初診だし。手術になるなんて思ってませんでしたよ・・・と内心ぼやきつつ、結局は拇印でOKでした。
手術に向けて再度点眼。そして手術室・・・ではなく、診察室の一角の小部屋へ案内されたのでした。
網膜裂孔 レーザーの痛みはある?
さて、治療の始まりです。
目薬で麻酔をした後、レーザー治療の機械の前に座ってアゴを台に乗せます。
レンズで目をぐいっと押し開き、まばたきができない状況に。するとおもむろに「パシッパシッ」っとレーザーが音を立てました。
そして先生はグリグリっとレンズを動かし、またパシッとレーザーを打っていきます。
その間、私に見えているのは白やオレンジの光だけ。麻酔のおかげでレーザーの痛みはまったくありませんでした。ちょっとまぶしいなと感じたくらいですね。
そして75発くらいレーザーを打って手術はおしまい。時間は5分もかからなかったように思います。
レーザーの数は網膜裂孔の打つ場所によって違うのでしょうが、案外あっさりしてるんだなと感じました。
再度診察室で検眼して、ちゃんと塞がってるか確認したらこの日はおしまい。次は1週間~10日後に診察に来なさいと言われました。
「しばらく眩しいですけど気をつけて帰ってくださいね~」と看護師さんに言われ、医院の外に出ると・・・世界が白い!
よりにもよってその日は晴天。更に両眼とも瞳孔が開いてる状態なので、光が入りっぱなしなのです。おかげで足元以外よく見えない・・・
今度診察に来る時は曇りの日にしようと心に誓い、おそるおそる歩いて帰ったのでした。
網膜裂孔 レーザー治療の費用はどれぐらい?
明細書によると、手術の点数は網膜光凝固術(その他特殊なもの)で15960点。
その日の治療費は3割負担で合計50660円かかりました。これは初診料や検査料を含んだ金額ですが、まさか初診で50000円以上もかかるとは思いもしませんでしたよ・・・!
はあ・・・網膜剥離になるよりは良かったと思うべきなんでしょうけどね・・・
でも網膜光凝固術は、医療保険によっては保険金が下りる対象の手術だそうですよ。手術をした人は自分が入ってる保険をチェックしてみましょう!
コメント